乳首のトラブルを防ぐポイント

乳首のトラブルを防ぐポイント

●乳首にできた傷のケア

「傷口にはバイ菌が入りやすいので、あたたかいおしぼりなどで拭いてから、ランシノー(羊毛からとれる脂)などを塗っておくとよいでしょう。好みによりますが、傷のあるときは、コクのあるランシノーがオススメです」

症状がひどいときは、迷わず病院へ。また、痛みが強くて授乳できないときは、搾乳した母乳を哺乳ビン、スプーンなどで飲ませたり、その期間だけミルクに頼るのもひとつの手です。

痛みに耐えながらの授乳はつらいもの。適切な乳首ケアで、トラブルを防ぎましょう。
(文・やまもとさくら+クレッシェント)

お話をお聞きした人

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平出美栄子

助産師

出張母乳相談室開業、矢島助産院勤務。母乳ケア(のべ4000人)と、子育て相談(のべ1500人)に携わる。病院勤務後は、子育てをしながら助産院、子ども家庭支援センターなどで働く。助産師とお母さんのつながりを深めたいとの思いから、埼玉大学大学院経済科学研究科にてマーケティングを学ぶ。