
●寒さによって免疫力が低下
寒い季節に心配な感染症は、インフルエンザやロタウイルス、ノロウイルスなどです。これらのウイルスが、空気の乾燥や低温に強いことも流行の一因です。
寒さによって体が冷えることで免疫力が落ちますが、寒さから冷えた体を守ろうとして体力を使うことによっても、免疫力が低下します。空気が乾燥しがちなので、鼻やのどの粘膜が乾燥し、ウイルスを防御する力が衰えてしまう傾向もあります。
●室内で過ごすことが増え、感染が拡大
寒さから、暖房をつけた室内に籠もりがちになります。換気が十分でない室内に外からウイルスが持ち込まれると、感染しやすくなります。
外出しても室内で過ごすことが多くなるでしょう。室内遊び場などでは、子ども同士が肩や頭を寄せ合ったりして濃厚に接触する場合が多くあります。小さな子どもは、共用で使うおもちゃをなめることもあり、ウイルス感染してしまう可能性が高まります。