厄介なのは、愛情が原点となっているだけに、自分自身が毒親かどうかを意外と自覚できないケースが多ということだ。そこで、自分でできる「毒親」のチェック方法について、『子どもに何と言えばいいか、わからない時に読む本(青春出版社)などの著書を持ち、教育カウンセラーで明治大学文学部教授の諸富祥彦先生に教えてもらった。
諸富先生の挙げる「毒親チェックリスト」は、以下の6つだ。

1. 子どもと自分は一体だと思う
子どもと自分を切り離して考えることができない。子どもが別人格だと思えない。子どもを自分の所有物のように感じてしまう。
2. イラっとしたら止まらなくなる
子どもに対してだけでなく、普段からイライラ・カリカリしがち。いったんイラッときたら、苛立ちを自分で抑えられなくなる。