認可外施設の選び方&ポイントは?

認可外施設の選び方&ポイントは?

給食はちゃんとしているか

認可外でも調理室があるのが普通だが、本当に人数分の食事を作れる施設になっているかどうか、のぞいてみよう。

園庭のない施設は外遊びの対応を確認

都心などでは認可保育園も園庭のない施設がふえているが、認可外は8割以上で園庭がない。園庭がない場合は、外遊びをどうしているか確認しよう。天気のいい日は毎日公園などで遊ばせてくれることが望ましい。乳幼児期は、体を思いっきり動かせることが心身の発達のために重要。

認可外施設の選び方&ポイントは?

ところで、認可外保育施設に入れたい場合、申し込みはどのようにすればよいのだろうか?

「認可外保育園は認可保育園のように一斉に募集するわけではありません。先着順のところやその施設独自の選考方法のところもあります。ですので、希望する施設があれば、都度チェックしましょう」

また、焦りすぎも禁物だという。ニュースなどで待機児童の話題がクローズアップされると、どうしても危機感をあおられがち。しかし、待機児童で困っているのは都心部の一部だけなのだそう。

「全国的に見たら、空いている施設がある地域もあります。同じ市のなかでも変わってくるので、自分の通える園にフォーカスして情報を集めるといいですね。『焦って預けて育休があまり取れなかった』『子どもの月齢が幼い大事な時期を一緒に過ごし損ねた』などの後悔をしたらもったいないですから」

今は待機児童問題の解消のために次々と保育施設が作られ、保育の質のばらつきが問題視されているという現状もある。保育士の目が行き届いていないなど、見に行って危険を感じたら、預けないという判断も必要だ。預けて失敗したということのないように、しっかりとした情報収集を行おう。
(石水典子+ノオト)

お話をお聞きした人

プロフィール画像

普光院亜紀

保育園を考える親の会

「保育園を考える親の会」代表。保育所職員研修講師、大学非常勤講師。執筆・講演活動では仕事と子育ての両立や信頼できる保育施設などの親目線の情報を発信している。