足トラブルの原因は、“足の裏のアーチ”が重要なポイントになるそう。
「足の裏には3つのアーチがあります。1つは足の内側にある縦のアーチ(土踏まず)、2つめは足の外側のアーチ、3つめは指の曲がるところの手前にある横のアーチです。健康な足というのは、この3つが組み合わさり足の裏の中央部がドーム状に盛り上がっているのです。どれかひとつでもアーチが未発達だと体重がかかるバランスが崩れてしまい、足のトラブルを引き起こしてしまうんです」(佐々木先生 以下同)
そして、そのアーチの発達を妨げる大きな原因のひとつが、間違った靴選びなのです。子どもたちが抱える足トラブルは次のように様々です。
●内反小趾(ないはんしょうし)
小指が内側に曲がる状態。
「小指が内側に曲がってしまうことによって、外側に対して踏ん張れなくなり、体のバランスを崩しやすくなります。そのため、ころびやすかったり、かけっこが遅くなったりしてしまいます」
●浮き指(うきゆび)
立ったときに足の指が地面に着かず浮いてしまう状態。
「自分でも気づかないことが多く、バランスが悪くなることにより歩き方が悪くなり、ひざ痛や腰痛につながります。」