子の年齢別!ベストな勉強環境構築術

子の年齢別!ベストな勉強環境構築術

日々成長するお子さんの学習意欲を引き出し、伸ばすには、年齢に応じた学習ポイントがあるハズ! そこで、『1日10分で大丈夫!「自分から勉強する子」が育つお母さんの習慣』の著者・村上綾一先生にお話を伺いました。

●幼少期(3~6歳)は、自信をつけさせる!

「幼少期は、学ぶことのベースを作る時期です。学ぶことの喜びや、あきらめない姿勢、思考錯誤の経験などを、褒めたり一緒に共感してあげて伸ばすことが大事です」(村上先生 以下同)

そして、何より“自信をつけさせる”時期だそう。

「とにかくこの時期は、何かできたら“やったね!”“すごいね!”と褒めて自信を植え付けることが大事です。ハイタッチやガッツポーズ、花マル作戦も効果的です。だいたい10歳あたりで子どもは自信があるかないかを自覚するのですが、自信がある子は、本番やいざというときにやっぱり強いので、自信をつけておくことはとってもいいことだと思います」

●小学校低学年は、勉強の習慣を作る

「低学年になると、いよいよ自立の第一歩ですね。この時期は、社会常識や言動、人間関係などの“しつけ”の面をきちんとすることが大切です。また、勉強面でも生活面でも、どんな小さいことでも成長を認め、褒めてあげることもとても重要です」

さらに、“勉強の習慣”を身に付けさせる時期でもあるそう。

「低学年のうちに、何時~何時までは必ず机に向かって宿題、読書などをするという習慣を身につけてください。これが身についている子といない子では、その後の学力が大きく違ってしまいます」

子の年齢別!ベストな勉強環境構築術

お話をうかがった人

プロフィール画像

村上綾一

株式会社エルカミノ代表取締役

大学卒業後、大手進学塾の最上位指導や教材・模試の制作を 経て、東京に株式会社エルカミノを設立。出版・教育事業をおこ なう。教育部門「理数系専門塾エルカミノ」では直接授業も担当 し、生徒を東大、御三家中、数学オリンピック、算数オリンピックへ 多数送り出している。