知るともっとおいしい!お茶の種類

知るともっとおいしい!お茶の種類

5月は新茶の季節。専門店だけでなく、コンビニのペットボトルで売られているお茶にも様々な種類を目にするけど、一体茶葉ごとにどういう違いがあるの? 寛政2年創業、京都の老舗茶舗「福寿園」広報の丹羽加代子さんに聞いてみた。

「ひとくちに“緑茶”といっても、栽培方法、摘取時期、製造工程などの違いによって、さまざまな種類があります。主な緑茶には、以下のようなものがありますよ」(丹羽さん 以下同)

●新茶

その年の最初に生育した新芽を摘み採ってつくるお茶。「一番茶」とも呼ばれ、以降、摘み採った順番で「二番茶」、「三番茶」がある。宇治新茶は5月が旬で、爽やかな香りが特徴。また「二番茶」、「三番茶」に比べ、旨味が強い。

●抹茶

新芽に覆いをし、直射日光を避けて栽培した茶葉を蒸した後、揉まずに乾燥させる。これを碾茶(てんちゃ)と呼び、碾茶を茶臼で挽いたものが抹茶だ。