子どもの食育にも! 見学OKな全国市場めぐり

子どもの食育にも! 見学OKな全国市場めぐり

プロの仲買人が行き交う卸売市場。なかでも全国44都市に点在する72の「中央卸売市場」は、各地域の台所であり流通の要です。基本的には専門業者のための市場ですが、そのうちのいくつかは一般見学者も積極的に受け入れています。 子どもと一緒に行けば食育にもなり、場内の食堂でおいしいご飯も食べられる。秋のおでかけにオススメの各市場の特徴や、見学のポイントを紹介します。

●受け入れ態勢が整う、各地の卸売市場

中央卸売市場は人口20万人以上の市など、一定以上の規模の都市に開設されています。今回は、全国主要都市の見学できる中央卸売市場のなかから、一般利用可能な設備やイベントが充実している4施設を紹介します。

市場

【札幌市中央卸売市場】

札幌市中央区にある、水産物と青果を中心とした市場。毎日1600トンの食材が集まり、札幌市を中心とした約230万人の食を支えています。場内には卸売市場の機能などについて映像で解説する管理センターや、見学通路から卸売場を見学できる水産棟見学通路、展示室、資料室などがあるほか、一般見学者も利用できる食堂・喫茶コーナーも。市場の活気を体感できるセリの見学も可能です(※年末年始の繁忙期を除く)。なお、市場内での買い物や動物を伴っての入場は不可。
[所在地] 北海道札幌市北12条西20丁目
[見学時間] 5:00~16:00(展示室・資料室は月~金曜の8:00~10:00、セリ見学は水産物部5:15~6:30頃、青果部6:30~7:30頃)
[休市日] 日曜日、年末年始、その他市場が定める休市日
[見学受付] 個人・団体とも事前に電話・FAXなどで申し込み
[URL] http://www.sapporo-market.gr.jp/sisetukengaku/tenji_f_info.htm