1)片づけ指示は抽象的な表現はNG。具体的にしましょう!
小さい子どもへの指示の仕方に注意することが大事だという。
「多くのお母さんは“おもちゃを片付けなさい!”整理しなさい!”“散らかさないで!”と、曖昧な指示をしてしまいがちなんです。でも、子どもというのは、抽象的な表現はわからないものです。片づけの指示をするときは、“ぬいぐるみは人形箱のなかへ”“電車は電車箱へ“絵本は本棚へ”“ブロックはブロックの箱へ”」というように、具体的に言ってあげましょう。また、収納する場所には、視覚的にもわかりやすいように、入れるモノを写真や文字にして貼ってあげるとより効果的です!」(立石さん 以下同)

2)親が片づけに手をださない
“片付けなさい!”と機関銃のように叫びながらも、結局はしびれを切らして親御さんがやってあげてしまう家庭が多いという。
「わが子に口やかましく片付けの指示をしながらも、最終的に親がやってしまうと、“僕が片づけなくても、ママが片づけてくれる”と、学習してしまいます。例えば、“片付けなさい! もう幼稚園行く時間でしょ”と、叱っても片づける気配がなかったら、“今日は幼稚園お休みするしかないね”とか、“じゃあ、ママは先に行くからね”などと言って、玄関を出るふりをするなどすると、慌てて片付けすはずです。このように、指示したことは、絶対に子ども自身にやらせることが大事なんです」