わが子を片づけ、整理整頓上手にする4つの方法

わが子を片づけ、整理整頓上手にする4つの方法

「片付けなさい!」「なんで散らかすの!」「出しっぱなしにしないで!」と、日々わが子の散らかした物を見ては怒鳴っているお母さんも多いのでは? 片づけは小さい頃からの日々の習慣が大事。でも、具体的にどうしたらわが子が片づけ上手になるのでしょうか? そこで、子育て本作家の立石美津子さんに、効果的な4つの方法を伺いました。

1)片づけ指示は抽象的な表現はNG。具体的にしましょう!

小さい子どもへの指示の仕方に注意することが大事だという。

「多くのお母さんは“おもちゃを片付けなさい!”整理しなさい!”“散らかさないで!”と、曖昧な指示をしてしまいがちなんです。でも、子どもというのは、抽象的な表現はわからないものです。片づけの指示をするときは、“ぬいぐるみは人形箱のなかへ”“電車は電車箱へ“絵本は本棚へ”“ブロックはブロックの箱へ”」というように、具体的に言ってあげましょう。また、収納する場所には、視覚的にもわかりやすいように、入れるモノを写真や文字にして貼ってあげるとより効果的です!」(立石さん 以下同)

おもちゃの片付け

2)親が片づけに手をださない

“片付けなさい!”と機関銃のように叫びながらも、結局はしびれを切らして親御さんがやってあげてしまう家庭が多いという。

「わが子に口やかましく片付けの指示をしながらも、最終的に親がやってしまうと、“僕が片づけなくても、ママが片づけてくれる”と、学習してしまいます。例えば、“片付けなさい! もう幼稚園行く時間でしょ”と、叱っても片づける気配がなかったら、“今日は幼稚園お休みするしかないね”とか、“じゃあ、ママは先に行くからね”などと言って、玄関を出るふりをするなどすると、慌てて片付けすはずです。このように、指示したことは、絶対に子ども自身にやらせることが大事なんです」

お話をうかがった人

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立石美津子

子育て本作家・講演家

幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。