わが子を片づけ、整理整頓上手にする4つの方法

わが子を片づけ、整理整頓上手にする4つの方法

3)家をゴミ屋敷にしない

ゴミ屋敷のような家はNGだそう。

「生後まもなく連れて来られたのがゴミ屋敷。生まれたときから散らかった家で過ごしてしまうと、当然“散らかっているのが普通”という感覚になってしまいます。つまり、“散らかっていて不愉快”という感情も起こらないので、“片付けよう”という動機がそもそも湧いてきませんよね? 
それでは、片づけする子になるはずもありません。環境づくりはその子の人生をも左右しますので大事にしてください」

4)家をモデルルームにしない

逆に、モデルルームのような家もNGだと、立石さんは話します。

「子どもが毎日目にしている環境というは大事ですから、キレイに整理整頓されていることはもちろんよいことです。ただ、あまりに親がキレイ好きだと、汚い状態を我慢できないために、つい大人が自分で全部やってしまうので気を付けてください。モデルルームのような環境を維持するために親だけが必死に片付けているのはよくありません。子どもも家族の一員。共同生活者です。だから片づけさせましょう!」

子どもに片づけさせることは親の忍耐がいること。でも、小さいときに習慣づければ、叱り続ける必要もなくなります。ぜひ、今日からでも、実践してみてください!
(構成・文/横田裕美子)

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立石美津子

子育て本作家・講演家

幼稚園・小学校向け課外教室「エンピツらんど」の創業者。現在も0歳~小学校低学年の子ども達と触れ合いながら執筆、講演活動に奔走。自らは自閉症児を育てる母親。