冬の室内事故、子どもを守るには?

冬の室内事故、子どもを守るには?

小さい子どもにとっては、外だけでなく家の中にも危険がいっぱい。特に冬場は室内で過ごす時間が増えるため、家庭内の事故に一層気を配る必要があります。そこで、冬の室内で起こりがちな事故と、万が一事故が起きたときの対処法を紹介します。
冬の室内事故、子どもを守るには?

●赤ちゃんがストーブに触ってしまったら?

冬場の事故で最も気を付けたいのは、暖房器具による火傷。大人にとっては問題ない温度でも、皮膚が薄く弱い赤ちゃんにとっては危険なこともあります。まずはストーブやヒーターを赤ちゃんが近づける場所に置かないこと、囲いを立てることなどが必要ですが、もし赤ちゃんが触れてしまった場合は一見大したことがないようでも、シャワーやタオルを患部に当てて20~30分しっかり冷やすこと。雑菌が入らないよう清潔な水を使用し、皮膚が服にくっついている時は無理に脱がせず服の上から冷やします。水ぶくれができるひどいやけどの場合は、水ぶくれを潰さないよう注意し、速やかに病院へ向かいましょう。

●コタツで脱水症状に?

暖房器具でいえば、コタツにも注意する必要があります。怖いのはコタツに長時間いることで脱水症状に陥ってしまうこと。一見、汗をかいていないようでも、身体の水分は確実に奪われています。脱水症状により意識が混濁していたり、吐いたりする場合はすぐに救急車を呼びましょう。意識がハッキリしている場合でも、長時間コタツで過ごしたあとはこまめな水分補給を。胃や腸に負担をかけないよう、少しずつ与えることが大事です。