子どもがかわいそう?共働き家庭のメリット・デメリット

子どもがかわいそう?共働き家庭のメリット・デメリット

●子どもに与える共働きのメリット・デメリット

共働きのイメージとして、家計は助かるが、子どもにはデメリットだらけというイメージがあります。しかし実際は、「寂しい思いをさせる」「危険な目に合わないか心配」といった、親が感じるデメリットがほとんどで、子どもにとってはそうでないケースも少なくないようです。一人で過ごす時間が長くなることで自立心が育ち、時間管理ができるようになる、親との約束を守るようになるといったメリットも。
学業についても、「働き出してから、自分で進んでやるようになった」という声もあり、必ずしも、共働きであることが影響するわけではないようです。両親が働いているか、そうでないかに関わらず、子ども自身の自立心の向上が重要なのだとか。

●寂しいサインは見逃すな!

とはいえ、まだまだ子ども。寂しくなるときがあって当然ですよね。「笑顔が薄れる」「抱っこをねだる」「かんしゃくを起こす」「絵に描いた人物の顔が笑っていない」など、寂しいサインを出してくることもあるのだとか。そんな時には「目を見て話す」「子どもの前で愚痴を言わない」「仕事中でもこまめに連絡する」「手紙交換」といったケアを忘れずに! コミュニケーションが不足しないような工夫をしてみてください。甘えてきた時に、疲れているからと突き放すのはNG。

共働きは子どもにとって悪いことばかりではないようです。どちらかといえば、親が一方的に感じている負い目の方が問題なのかもしれません。共働きだからと、あまりマイナスに捉えず、子育てに自信を持って、愛情を存分に注ぐことが大切です。
(文・姉崎マリオ/考務店)