
●この飲ませ方はNG!
薬嫌いの子どもに飲ませる方法として、最もシンプルなのが、他の食べ物に薬を混ぜる方法。どうにかして飲ませようと、やってしまいがちですが、ミルクや母乳に薬を混ぜると、薬だけではなくミルクや母乳自体飲まなくなってしまうことも。薬の混ざった味を覚えてしまい、嫌いになってしまう恐れがあるのだとか。同様にお粥やうどんに混ぜる人もいますが、これらも食べなくなってしまう可能性が。薬で病気を治すどころか、栄養が足りなくなってしまうかもしれないので、注意したいところですね。
また水に溶けにくいドライシロップを砕いて細かくしたり、シロップをシャーベットにしたりすることは、はじめから飲みやすいようにされている味付けのコーティングが剥がれて、むしろ飲みにくくなったり、本来の効き目がなくなってしまうこともあります。自分の判断でやる前に、必ず医師に相談するのがポイント。また、何かに混ぜたものを複数回分作り置くこともオススメしません。成分が変質して効き目が薄れることもあるそうです。医師に相談したうえで、許可が下りたら、使うときに使う分だけ混ぜるようにしましょう。
●混ぜない飲ませ方もある?
何かに混ぜるだけでなく、子どもに薬を飲ませる方法はいくつかあるのだとか。例えば、粉薬を数滴の水でペースト状にし、頬の裏や上あごに塗るという方法。ただし、子どもは成長していくうちに吐き出すことを覚えるので、この方法は赤ちゃん限定にした方がいいかもしれません。シロップはなるべく口の奥に入れて、すぐさま水などで流し込むのがベスト。スポイトを使うのが理想ですが、洗いづらいため、スプーンなどで奥に流し込むママも多いようです。
