●ファミリーサポート
自治体による子育て支援サービスで、サポートセンターと呼ばれる委託会社が間に入って、その地域で子育てをしてくれるボランティアと利用者をつなげるシステムのこと。メリットは1対1なので、「子供にあわせた過ごし方をお願いできる」、「サポートセンターが間に入るため意思を伝えやすい」、「近所の人を紹介してもらえるため利用しやすい」などがあります。デメリットは、「保育のプロではないことがあり、利用までの手続きが多く、少し面倒」なところ。また、ボランティアの都合によるので、「空きが見つかりにくいこと」が挙げられます。
●ベビーシッター
民間の業者から派遣された人(シッター)が、依頼者の自宅で子供を預かるシステムです。メリットは「自宅で預かってもらえる」、「早朝や深夜などの時間帯への対応もしてくれる」ところ。急な要請にも対応可能で、業者によっては、病児、病後児の預かりも可能な場合もあります。シッター要請の際、「有資格者など条件を提示して指名できること」もあるそうです。デメリットは「料金が高い」、「知らない人を自宅に入れることになる」、「毎回派遣者が異なること」があるという点です。ベビーシッターによる虐待や盗難事件もあるので、見極めが難しいかもしれません。
どうしても外せない用事なのに、親族や友人にも頼れない…という状況もあると思います。また、子育てで悩んでいる時、少しでもひとりの時間を作ることは、ママにとってはとても大切です。最近ひとりの時間がないという人は、さまざまな子育て支援サービスを有効に利用し、無理なく子育てをしていきたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)
