●「勉強しなさい!」は絶対NG!
「宿題しなさい」と言われると、「今やろうと思ってた!」と、さらにやる気がなくなる…。自分が子どもだったころのことを思い出しても、同じような経験がある人は少なくないはず。なかなか宿題をやり始めるタイミングが掴めない子には、「勉強しなさい」と言うのではなく、一緒に机に座って同時に作業するのが有効。子どもは親の背中を見て育つもの。口先だけではよくありません。隣に座って家計簿をつけたり、料理本や新聞を読んだり。簡単なことでも、集中しているフリでもいいので、やってみてください。
途中で落ち着きがなくなってきたら、少し雑談してみたり、「わからないとこある?」など声をかけたりして、気分転換してあげるのもいいかもしれません。
「今からご飯の準備するけど、キッチンで一人は寂しいな…。リビングで喋りながら宿題しない?」などと、コミュニケーションも含め、宿題をするきっかけを作ってあげるのも効果的だそうですよ。
小学生くらいだと、そもそも勉強をする意味を掴めていないことが多く、ずっと集中しているだけでも一苦労。自分たちもそんな経験を乗り越えてきたはず。当時、自分が嫌だったことは、きっと子どもたちにとっても嫌なこと。無理矢理やらせるのではなく、自然とやりたくなるように、誘導してあげるのがコツのようです。
(文・姉崎マリオ/考務店)
