病気の可能性も?子どもの愛情不足サインを見逃すな!

病気の可能性も?子どもの愛情不足サインを見逃すな!

●愛情不足のサインを見逃すな!

親が愛情を持って育てているつもりでも、子どもはそう感じていないこともあります。子どもの愛情不足サインを、注意深く見てあげてください。「遊んで」「抱っこ」など、言葉で直接的に甘えたい気持ちを表現するのは、愛情不足の初期症状。この段階で、しっかり子どもに目を向けて、愛情を注いであげることができれば、とくに問題はないようです。
しかし、ここで親が、子どもが求める愛情を与えてあげられないと、次の段階として”わざと親を困らせるようなこと”をしたり、”怒らせるような行動”をとったりするようになります。これは「怒られてもいいから、自分のことをちゃんと見て欲しい」という気持ちのあらわれ。「今までこんなことはしなかったのに…」という、いたずらをし始めたら早めに対処を! 出来るだけ、子どもと触れあう時間を作ってあげるようにしましょう。

「親はなくとも、子は育つ」と言いますが、健全な子どもの成長のためには、親の愛情は必要不可欠。忙しい毎日を過ごしていると、「遊んで」「抱っこして」と言われても、「いま忙しい」のひと言で済ませてしまいがちです。子どもと一緒に遊んだり、抱っこしてあげることは、何時間もかかることではありません。家事はあとからでもできますが、子どもとの時間は、その一瞬ですら、かけがえのない時間。素直に甘えてきたら一度手をとめて、応じてあげてください。子どもは必ずサインを出してくれます。それを見逃さないことが、子どもの愛情不足を防ぐ確実な方法かもしれませんね。
(文・姉崎マリオ/考務店)