●先人の知恵を参考に!
最近では、“子連れ防災のためのマニュアル本”が、いくつか出版されています。どれも実際に被災した経験のあるママたちの意見を参考に作ってあるため、避難時に本当に必要なものや知識などが厳選されているので、ママたちの役に立つハズ。書籍を参考に、すぐに避難できるよう子連れで必要になるものをひとつにまとめておくのが◎。
避難生活では、子どもの生活用品やベビーフードなどは、大人たちのものに比べ、手に入りづらい傾向があります。普段からこれらの本を参考に、シミュレーションしておくといいかもしれません。
●いざとなったら代用品で!
スーパーのビニール袋とタオルがあれば、ビニール袋の底部分を中心に持ち手と側面を切って開き、中心にタオルを敷くことでおむつ代わりになります。また、ペットシーツなどもおむつとして代用可能です。
ほ乳瓶がない場合は、スプーンやレンゲ、紙コップを口元に持っていくことで授乳することもできます。避難生活はストレスがたまりがち。母乳が出なくなってしまうママも多いようです。母乳もミルクもない時には、砂糖水が一時的な代用として使えるのだとか。必ずしも、必要なものが手に入るとは限りません。代用品の知識を備えておくと、いざというときに非常に役立ちますよ。
子どもは「なぜ地震が危ないのか」をまだ理解できていないことがあります。危ないということを説明するのではなく、「ダンゴムシ!」と言ったら「テーブルの下にもぐる」など、約束ごとを決めておくのも有効です。一瞬でこれまでの生活ががらりと変わってしまう災害時の避難生活。いつやってくるかわからない災害に備え、普段から子連れ避難の手段や必要なもののチェックを忘れずにしておきたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)
