お小遣いは必要?子どもたちのお財布事情

お小遣いは必要?子どもたちのお財布事情

●実際はもっと使ってる?中学生のお小遣い

中学生のお財布事情は以下のとおり。

・1000円以上~3000円未満(55.9%)
・3000円以上~5000円未満(17.9%)
・500円以上~1000円未満(15.9%)

中学生になると、お小遣いの値段も一気に跳ね上がっています。ただし、これはお小遣いを「自由に使えるお金」と定義する場合なのだそう。
中学生は、本格的に部活をするようになり、友だちと遊ぶ際、電車やバスを使って、遠出をするようになってきます。また現在は、中学生で携帯電話を持つことも珍しくありません。これらの費用はすべて、「お小遣いとは別」にする家庭が多いようです。そのため、実際に子どもにかかる費用としては、この金額よりもかなり多くなっているのが、実情です。

●高校生はアルバイトで稼ぐ?

高校生になると、アルバイトをすれば自分で稼ぐことができます。しかし、学校によってはアルバイトが禁止されているところも。高校生のお小遣いの実態は? それでは、見てみましょう。

・3000円以上~5000円未満(45.5%)
・5000円以上~1万円未満(30.1%)

お小遣いが1万円の家庭では、携帯電話代が含まれるという家庭もあるのだとか。本人が使いすぎて、携帯代が高くなってしまえば、必然的に自由に使えるお小遣いは減ってしまいますよね。決められた範囲のなかで、お金を管理する力も身につくというメリットも。
また、高校からはアルバイトができる年齢に。その場合は、両親からのお小遣いはなしというケースが一般的なようです。

各年代の結果を比べてみると、年齢が上がるにつれて、順当に金額が増えています。お金を使う目的の変化も理由のひとつかもしれません。小遣いは、毎月決まった額を渡すことで、計画的にお金を使う訓練にもなります。子どものうちから、チャレンジさせてみてはいかが?
(文・姉崎マリオ/考務店)