●片付けられない症候群の対策はある?
部屋が片付けられない人の多くは、外からゴミになるものを持ち帰るのが特徴なのだそう。不要な日用品を買い込んだり、配っているチラシやティッシュなどを持ち帰り、それがそのままゴミの山に…。こうならないために、ものを少しでも減らすことが根本的な対策のひとつです。
さらに軽度でも、ADHD(注意欠陥・多動性障害)が伴うと「いつか使うから」「○○な時に使えるから」などと、ものを捨てられなくなってしまうことも。このような場合、ベストな解決策は、ものを捨てることへの恐怖心を払しょくすること。
片づけられない人の多く見られる、何年も使われていないものを取っておくという特徴。「どのくらい使っていないか」「使われる日が本当に来るのか」を明確にし、使う可能性を考えてみましょう。本当に必要か、他のもので代用できないかなどを考えてみると、絶対に必要なもの以外を整理しやすくなるそうです。
メディアでもよく取り上げられますが、いわゆる「ゴミ屋敷」を作ってしまう、重度の「片付けられない症候群」の人は、自分だけでなく、社会生活にまで影響してしまいます。しっかりと医師に相談し、治療を受けることが必要とのこと。片付けには本来、心をすっきりとさせるメリットも。少しずつ身の回りを整頓し、片付けを好きになりましょう!
(文・姉崎マリオ/考務店)
