
●溶連菌感染症とは?
溶連菌には複数の種類があり、そのなかでも流行しやすいのが、『A群β溶血性レンサ球菌』という菌だそうです。溶連菌感染症の潜伏期間は2~7日程度。発症すると発熱、喉の痛み、嘔吐、頭痛、腹痛などを引き起こします。
その後、痒みを伴う赤い発疹がリンパ節部分から始まり、やがて全身に広がってしまう。さらに舌がいちごのように赤く腫れ、ブツブツができ、手足の皮が剥けるといった症状もあるのだとか。
●大人も感染する?
溶連菌感染症は5~15歳くらいの子どもが、かかりやすい病気ですが、大人が感染するケースもあります。抵抗力が落ちているときには、油断せず、対策したほうがいいでしょう。
大人が感染した場合、喉の痛みだけで症状が治まってしまうケースもあり、風邪と勘違いして治療しないことが多いそう。しかし、それが原因で感染を広めたり、合併症になるリスクが高いともいわれています。
溶連菌感染症は、飛沫感染がおもな感染源。喉の痛みが治まっても体内に菌が残っており、その状態で出歩くことで菌をまき散らしてしまったり、知らないうちに腎炎が進行していたりすることもあるのだとか。とくに、抵抗力が落ちやすい妊婦は要注意です。
