●溶連菌感染症にかかったらどうする?
普通の風邪よりも、喉や扁桃腺の腫れが酷いと感じたら、まずは病院へ。たいていの病院には、喉を綿棒で擦って溶連菌がいるかどうか検査する『迅速キット』が常備されています。これを使えば、すぐに検査をできるそうです。
治療に使われる抗生物質は、『ペニシリン系』や『セフェム系』と呼ばれるものが一般的。これらを1週間~10日くらい服用します。2日目くらいで症状の劇的な改善がみられることもあるようですが、ここで薬をやめてしまうと再発したり、抗生物質への耐性を持った菌ができたりしてしまうため、必ず最後まで服用することがポイント!
また、溶連菌感染症は学校伝染病に指定されているので、子どもが溶連菌感染症と診断されたら、必ず学校に連絡し、症状が治まるまでは休ませましょう。
溶連菌感染症は、うがい・手洗い、マスクなど風邪と同じ予防方法で防ぐことができるそうです。「熱っぽい」、「喉が痛い」など、“怪しいな…”と思ったら、必ず病院で治療するようにしましょう。
(文・姉崎マリオ/考務店)
