3人に1人?小学生のケータイ事情

3人に1人?小学生のケータイ事情

●スマホによるネット依存を懸念?

小学生からスマホを持たせると、「子どもがネット依存になるのが心配」という声もありますよね。少し古くなってしまいますが、茨城県教育委員会が2013年に行った「携帯電話・インターネット利用に関する実態調査」によると、小学生がよく利用するインターネットの接続機器は、次の3つ。

□小学生がよく利用するインターネットの接続機器

1)携帯ゲーム機(42.9%)
2)ノートPC(14.2%)
3)スマホ(12.2%)

意外にも、スマホは第3位。携帯ゲーム機が圧倒的に多いようです。また、小学生のうちは家庭で、ネットに関する約束ごとを決めている割合が51.1%と約半数。そのためか、ネット利用が原因で睡眠時間や学習時間に影響した子どもは、それぞれ9%ほど。高校生になると、30%前後まで跳ね上がるので、これを比較すると、小学生の生活リズムへの影響は、あまり大きくないかもしれませんが、少なからず影響を受けている子どももいます。子どもにネットを利用させる際は、約束ごとをしっかり決めたほうがよさそうです。

ケータイを持つことは、年齢にかかわらず、ネット依存やトラブルに巻き込まれてしまう可能性があります。しかし、子どもの防犯や学習ツールとして、有効性が高いのも事実。安全にケータイやネットを利用できる環境を整えてあげることが、親としての責任なのではないでしょうか。
(文・姉崎マリオ/考務店)