●中耳炎かも?と思ったら
言葉でコミュニケーションが取れる年齢なら、「痛い!」と簡単に伝えられますが、まだ上手に話せない子どもの場合は、普段の様子から判断してあげなければいけません。
□中耳炎のサインかもしれない行動
・しきりに耳を触る、気にする
・不自然に首を振る
・理由もなく機嫌が悪くなる
これらの行動が頻繁にあるようなら、中耳炎の疑いあり。念のため、耳鼻科に連れて行ってあげましょう。ちなみに、急性中耳炎の強い痛みは、冷やすことで、和らげることができるそうです。保冷剤などをタオルでくるみ、耳の後ろに当てて冷やしてあげると◎。
●予防方法は鼻水ケア
中耳炎を防ぐには、風邪のケアが大切。症状が鼻にきていると感じたら、早期に受診することで中耳炎を防いだり、軽い症状で終わらせることができるそうです。また、鼻水をすするのをやめさせ、鼻水を出すようにしてあげるのもポイント。鼻水には、中耳炎を引き起こす菌が混じっていることが多いらしく、鼻をかむ習慣をつけてあげるとリスクが減るかもしれません。苦手な場合は、市販の吸引器などを使うのも効果的とのこと。
場合によっては、中耳炎は、激痛を伴うことがあります。子どものつらい姿を見るのは、パパ・ママにとっても、心苦しいですよね。予防策と対処法をしっかり把握しておけば、焦らずに、乗り越えられるのではないでしょうか。
(文・姉崎マリオ/考務店)
