
●防犯訓練を楽しみながらやる
自分が小学生くらいだったころを思い出してください。子どもにとって、避難訓練や防犯訓練は、つまらないものでしたよね? しかし、訓練で学んだことは、実際に何かあった場合にとても役立ちます。子どもたちが楽しみながら、身につけられる方法は、遊びの要素を取り入れること。
たとえば、観る側ではなく、実際に体感しながら覚えられる遊びや劇を取り入れる。実際に、鬼ごっこの鬼を、不審者に見立てて、不審者ごっこという遊びをする子どもたちもいるそう。鬼ごっこの要素があれば、いざというときに逃げるための訓練になるという声もあります。
●子どもたちの不審者像を把握する
子どもたちが考える不審者のイメージ。そのほとんどは、「帽子」「サングラス」「マスク」「黒い服」「男性」と、まさにアニメやドラマで見る不審者をイメージします。しかし実際は、そんなわかりやすい格好をしている不審者は、あまり多くないのではないでしょうか?
学校や家庭で、一度子どもに不審者の絵を描かせるなど、どのようなイメージを持っているか把握することが大切。「不審者=○○」という考えは危険です。一度、不審者に遭遇した場合、何をすべきかなどの情報共有の場を設けることをオススメします。
