●近隣とのコミュニケーション
煩わしい近隣トラブルを避けるため、最近では、近隣のコミュニケーションが不足している印象を受けます。しかし、子どもの防犯にとっては、とても大切なこと。せめて、両隣に住む人だけでも、子どもの名前と顔を覚えてもらう機会を作ったほうがいいかもしれません。
また、交通量の少ない道路がある場合。その道路を使ったイベントを開いたり、自分が近くを通るときに少し気に掛けるようにするだけで、だいぶ防犯効果は高まります。子どもと一緒に、お散歩感覚で探検しながら、比較的安全な場所や危険な場所を地図に記入するというのも効果的なのだとか。
子どもを守るのは親の責任。しかし、子どもが成長すればするほど、親の目から離れて行動することが増えていきます。そんなときに、子どもたち自身が、自分たちで迷わず行動できるように、日々の訓練が大切です。
(文・明日陽樹/考務店)
