実録!ママ友たちのマタハラ被害報告!

実録!ママ友たちのマタハラ被害報告!

結婚・出産を機に、仕事を辞めて専業主婦として毎日奮闘しているママも少なくないのでは? 退職、もしくは産休や育休に入る際、会社に報告しなければいけませんが、すんなりと受け入れてくれましたか? ネット上のママ友たちが体験した、マタハラエピソードを紹介します。
実録!ママ友たちのマタハラ被害報告!

●マタハラを受けた経験があるママ友は…

2015年9月に、厚生労働省の労働政策審議会(雇用均等分科会)が発表した「妊娠等を理由とする不利益取り扱いに関する調査の概要」(対象:女性5000人)というものがあります。その結果を見ると、不利益取り扱いをされたと回答したママ友は755人にものぼります。

会社側の言い分として、妊娠中のつわりなど、健康状態が良くないことが理由に挙げられますよね。しかし、本人にしてみれば、その症状がないときでも不当に扱われてしまうこともあるのです。

□不利益取り扱い経験時の健康状態
・健康だった(不調はなかった)…54.4%
・不調があり労働能率が低下したが、休むほどではなかった…23.4%
・不調により仕事を休むことが少しあった…12.6%
・不調により仕事を休むことが多くあった…9.6%

半数以上のママ友たちが、健康であったにも関わらず、“妊娠している”という理由だけで、不当な扱いをされていたということになります。

●ママ友たちが不当な扱いをされたのは誰?

幹部や上司、同僚など、会社のなかでもさまざまな立場はありますが、ママ友たちが不当な扱いを受けた相手は、いったい誰なのでしょうか。

□不利益取り扱い行為をした者TOP5
1位)職場の直属上司(男性)…19.1%
2位)直属上司よりも上位の上司や役員(男性)…15.2%
3位)職場の直属上司(女性)…11.1%
4位)職場の同僚や部下(女性)…9.5%
5位)直属上司よりも上位の上司や役員(女性)…5.7%

やはり、ママ友たちよりも、立場が上の男性によるマタハラが多い印象。たしかに、「マタハラ」と聞くと、「男性から女性へ」というイメージが強いというのが正直なところかもしれませんね。しかし、3~5位は意外にも女性が占めています。残念ながら、ママ友たちと同じく、お腹を痛めて子どもを産む可能性がある同性でも、これだけのマタハラ被害があるのが現状のようです…。