●ママ友たちが実際に遭った被害内容とは?
マタハラ被害で散見されるのは、契約打ち切りや解雇されるというもの。また、「迷惑」「辞めたら?」などと言われることも少なくありません。ネット上のママ友たちが実際に経験したエピソードを紹介します。
□ママ友たちのマタハラ被害
・産休の手続きをお願いしたのに、退職の手続きをされていた
・入院が長引いてしまい、診断書を提出して休職していたら、突然「明日から出勤できないなら退職」と理不尽な要求をされた
・妊娠が発覚したとき、「おめでとう」ではなく「仕事が増える」と嫌味を言われた
昔は当たり前のように言われていた、「夫に養ってもらえばいい」「女性は家庭に入るもの」などの発言もマタハラに該当。最近では、「時短勤務を認めない」「妊娠していないときでも無理な要求をする」など、圧力をかけ、「辞めます」と本人が言うのを待つという陰湿な手口もあるのだとか。
最近では女性の社会進出、男性の育児休暇など、これまであった男女の垣根を越えた社会づくりが話題になっています。しかし、受け入れる体制が、ほとんど出来上がっていないのも事実。もしも被害に遭ったら、ひとりで悩まずに、労働基準監督署などの公的機関に相談することをオススメします。
(文・明日陽樹/考務店)
