乳幼児だけじゃない!手足口病は6月からピーク

乳幼児だけじゃない!手足口病は6月からピーク

6~7月にピークをむかえる手足口病。患者のうちおよそ90%は5歳以下の乳幼児なため、子どもの病気だと思われがちですが、大人がかかることも。感染力が非常に強く厄介な病気なので、流行前にしっかりと正しい知識を身につけておきましょう。
乳幼児だけじゃない!手足口病は6月からピーク

●復習!手足口病とは?

手足口病は名前の通り、手のひらや足の裏、口の中にブツブツした発疹や水泡が現れる感染症です。夏風邪のひとつで、まれに急性脳炎を起こすこともあるので油断はできませんが、高熱が出ることは少なく、多くの場合、3日程度で症状が治まります。

●治療法と予防

手足口病に特効薬はなく、のどの痛みを抑えたり熱を下げたりする対処療法が中心だそう。あとは安静にして治るのを待つだけ。ただし、のどや口の中にできた水泡が破れて口内炎になると、痛みのために食事ができなくなることもあるのだとか。プリンやゼリー、アイス、おかゆ、豆腐など、やわらかくてのどごしの良いものを与え、オレンジジュースなど柑橘系の飲み物や、塩味、熱いものはしみるので避けたほうがよさそうです。

手足口病の感染経路は、咳やくしゃみなどの飛沫感染、接触感染、感染者の分泌物や排泄物に触れた手からの経口感染とさまざま。予防の基本を以下にまとめました。

□手足口病の予防法
1)まめな手洗い
2)タオルを共用しない
3)咳やくしゃみが出る時はマスクを着用
4)おむつ替えは注意深く行う

症状が治まっても、便からは2週間~4週間ウイルスが排出されるので、おむつ交換にはくれぐれも細心の注意を!