ゲームだけじゃない!子どもの視力低下の原因は

ゲームだけじゃない!子どもの視力低下の原因は

●年齢別!視力の正常値

視神経は0歳では、ほとんど発達しません。長い年月をかけて、6歳前後で発達が終わると言われています。とはいえ、平均的な視力をわかっていないと、なかなかピンときませんよね。年齢別の視力正常値を、以下にまとめました。

□年齢別視力正常値
・新生児…ほぼ見えない
・6カ月…0.02
・1歳…0.3~0.4
・2歳…0.5~0.6
・3~4歳…0.7~0.9
・5歳…1.0~1.2
・6歳…1.2

子どもの視神経の発達が終わる6歳前後で、目安になる視力は1.2。6歳の時点で、この1.2に達していない場合、そのまま視力が低い状態で成長してしまう可能性があります。

●視力を回復するためには

子どもの視力低下が疑われたら、まずは眼科へ。検査を受けて、原因を明確にしてから対処するのがベストです。

自宅でできる対処法も知っていれば、安心ですよね。簡単にできるトレーニングのなかで、遠くのものと近くのものを交互に見る「遠近トレーニング」や眼の前を明るくしたり暗くしたりして毛様体筋を鍛える「明暗トレーニング」が◎。

また、生活習慣を見直すことも大切。正しい姿勢を心がけ、一定の距離で、長時間、目を酷使しないこと。昔から言われている、遠くの緑を見ることも効果が期待できますよ。

ものがよく見えないことは、イライラやストレスの原因に。子どもの視力が落ちたと感じたら、早めの受診をオススメします。生活習慣を改善して、視力低下が再発しないようにしてあげたいですね。
(文・姉崎マリオ/考務店)