子どもの化粧への関心と影響は?

子どもの化粧への関心と影響は?

一昔前までは、化粧や染髪は“大人の”女性がするものでした。しかし最近では、小学生でさえでかける時にはばっちりメイクで、髪を染めているなんてことは珍しくありませんよね。とはいえ、子どもの肌は、敏感で弱いもの。肌荒れや将来のシミ・ソバカスなどを心配するママはきっと少なくないはず。今どきの女の子たちは、化粧についてどう思っているのでしょうか?
子どもの化粧への関心と影響は?

●「キレイな肌でいたい」子どもは約4割!

今どきの女子小学生は、紫外線対策やスキンケアは当たり前。幼い頃から美意識が高い子どもは増えています。2013年に株式会社JMRが行った「女子小学生の化粧意識と実態調査」(女子小学生600名・その母親600名)をもとに、化粧への関心を探っていきます。

この調査の中で、「肌がキレイな私になりたいかどうか」の項目があります。結果は以下の通り。

□キレイな肌でいたいかどうか
・低学年:18.5%
・中学年:31.5%
・高学年:38.5%

学年が上がるにつれて、肌へのこだわりが高まるようです。高学年にもなると、4割近くにも上ります。しかし、さらに驚きなのは、小学校に入学して間もない低学年の女の子でも、肌の状態に関心があるということ。そのくらいの年齢であれば、何もしなくてもピチピチの肌だと思うのですが、これが女心というものなのでしょうか…?

●友だち親子の増加が影響?

化粧やスキンケアについて、誰かに教わった経験があるという女子小学生は38.8%で、こちらもおよそ4割。さらにその中で、「母親に教わった」と回答したのは、なんと97.3%。これについて、“親子”というよりも、“友だち”という感覚に近い親子が増えたことも影響しているという意見がチラホラ。

「化粧を覚えたいと思った時、一番身近な先生はママ」
「『自分もママもキレイに』という一緒にキレイをめざす友だち母娘(おやこ)が増えている」
「友だち同士でメイク情報を教え合う感じ」

やはり、友だちと同じ感覚の人が多い様子。ママは子どもに化粧の基本を教えたり、化粧品を貸したりする代わりに、流行に敏感な子どもから最新のメイク術や流行色などを教えてもらう。お互いがギブ&テイクで、成り立っているようです。