なんでママが抱っこすると赤ちゃんは泣くの?

なんでママが抱っこすると赤ちゃんは泣くの?

●赤ちゃんの泣き声とおっぱい

ママが嫌いだから泣いているのではなく、ママだからこそ泣いていると考えるのが正しいようです。

とくに数時間おきにおっぱいが必要な時期は、赤ちゃん自身もおっぱいのニオイを感じたら、泣いてママの注意を引きつける。するとママが慌てて駆け寄り、授乳がはじまります。おっぱいを飲ませてもらえるよう、赤ちゃんなりに工夫しているのです。

また、ママが赤ちゃんの泣き声を聞いたり、赤ちゃんのことを想像すると、体内でオキシトシンが分泌されて母乳が作られるそうです。育児疲れも重なって、赤ちゃんの泣き声を聞くと、ストレスやイライラが増える…。しかし、母乳を作り出すためのステップと考えれば、それほどツライものではなくなるかもしれませんよ。

産まれたばかりの赤ちゃんにできることは、おっぱいを飲むことと泣くことくらい。赤ちゃんは、「嫌い」「痛い」「ツライ」という時にだけ泣くわけではありません。泣くことでさまざまな感情を表現しているのです。赤ちゃんの泣き声は、ママと赤ちゃんの絆を深める大切なもの。この時期を乗り越えれば、さらに絆が深まるのではないでしょうか?
(文・姉崎マリオ/考務店)