●子どもへの性教育はパパ・ママの仕事!
学校でできる性教育は限られています。肝心なことは、パパやママが教えてあげなければ、正しい知識は身につきません。小学校高学年くらいになれば、思春期が始まり、性への関心も高まりますよね。学校では、「受精」については教えてくれますが、「行為」自体については教えてくれないのだそう。この時期の子どもはカラダ的には、子どもを作ることもできるようになってきます。「望まぬ妊娠・中絶」の予防も兼ねて、きちんと家庭で教育する必要があります。
また、性教育と聞くと、なぜか恥ずかしいものだと思ってしまいがち。とくに、女の子が相手だとなおさらではないでしょうか。では、なぜ「性教育」=「恥ずかしい」と思ってしまうのでしょうか? おそらく、「性」という言葉のイメージが「いやらしいもの」と結びついてしまうことが原因。日本では、コンビニでも成人向け雑誌が販売されています。また、グラビア写真や写真集も、性的興奮を煽るような表現がされていることが多いですよね。「性」という言葉が、俗に言う「エロ」とごちゃまぜになってしまっているのです。
性の問題は、とてもナイーブ。各家庭によって、タイミングは異なるかと思いますが、最低限、一度は子どもと向き合う機会を作るべきですね。親として、人生の先輩として、正しく導いてあげてください。
(文・明日陽樹/考務店)
