●事実婚夫婦のデメリット
さて、次にデメリットをみていきましょう。事実婚夫婦のデメリットを、以下にまとめました。
□事実婚のデメリット
・税金の配偶者控除が受けられない
・相続権がない
・子どもが非嫡出子になる
・パートナーであることを証明しにくい
「パートナーであることを証明しにくい」というのは、みんなに夫婦だと説明することが難しいという意味ではありません。たとえばどちらかが病院に緊急搬送され、意識がない場合。事実婚だと、手術の承諾書にサインできないことがあります。さらに、面会を拒否されてしまうことも。またほかにも、個人情報にかかわることができないこともあるのだとか。緊急であるときに限って、証明するまで対応してくれないというのは、もどかしいものですね。
たしかに、法律上の結婚とは少し違い、デメリットもあります。しかし、どんな形であれ夫婦であることに変わりはありません。実際に、事実婚から正式に婚姻届けを提出するというケースも多いそうです。二人に合った、結婚・夫婦の形を選ぶことが大切ですよ。
(文・明日陽樹/考務店)
