●子どもの“怒鳴る”歌い方は病気のリスクも?
医学的に、小児期にみられる「声のかすれ」のことを、「小児嗄声(させい)」や「学童期嗄声」と呼びます。おもに園児や小学校低学年に多く見られる病気だそう。小児嗄声の原因として挙げられるのは、無理な発声が習慣化し、声帯に炎症が生じること。歌う時もそうですが、遊ぶ時も、笑う時も、泣く時も子どもたちは日ごろから大きな声を出して過ごします。また、癇癪を起したり、興奮した時にも、大きな声を出すことがありますよね。では、小児嗄声を予防するにはどうしたらいいのでしょうか? 対策を以下にまとめます。
□小児嗄声の対策
・大声を出さない
・叫ばない
・連続して長時間話さない
・奇声を発しない
子どもが小さければ小さいほど、これらを徹底するのは難しいことかもしれません。しかし、悪化してしまうと、全身麻酔で手術しなければいけないこともあるそうなので、くれぐれもご注意を。
子どもの音痴は、大人よりも改善しやすいとも言われています。できるだけたくさん音楽に触れる機会を増やすことが、子どもの脱・音痴の第一歩ですよ。
(文・明日陽樹/考務店)
