子どもの夏風邪、冬風邪との違いはあるの?

子どもの夏風邪、冬風邪との違いはあるの?

梅雨もいよいよ後半戦! もうすぐ夏本番です。ところで夏の病気といえば、みなさんは何をイメージしますか? おそらく、「熱中症」が浮かぶ人が多いと思います。しかし、夏風邪の存在もお忘れなく。子どもの夏風邪の症状や対処法をおさらいしましょう。
子どもの夏風邪、冬風邪との違いはあるの?

●子どもと一緒に手洗い・うがいを徹底!

まずは、夏風邪と冬風邪の違いから。2つの違いを、わかりやすくまとめました。

□夏風邪と冬の風邪の違い
・夏風邪
「アデノウイルス」や「エンテロウイルス」「コクサッキーウイルス」に感染。これらのウイルスに感染すると、「プール熱」「手足口病」などの原因になることも。38度以上の高熱や腹痛、下痢がおもな症状。夏の暑さも加わり、体力の消耗が激しい場合が多いそうです。

・冬風邪
「ライノウイルス」や「インフルエンザウイルス」に感染することで発症。インフルエンザの場合、高熱が出ることがありますが、おもな症状は、せきやくしゃみなのだそう。

風邪はおもにウイルスに感染することで発症します。そのため季節にかかわらず、手洗いとうがいを徹底するのが得策。とくに子どもたちは、集団生活する時間が長く、外遊びで色々なものに触れるため、ウイルスを持ち込む可能性が高いです。帰宅後だけでなく、トイレ後や食事前にも手洗い・うがいを習慣づけるのが、夏風邪予防のキホンです。

●子どもから家族みんなに…

子どもが夏風邪にかかった時に注意したいのは、家族への感染ではないでしょうか。夏風邪は、つばや排泄物が原因で、感染が広まることもあるのだそう。苦しんでいる子どもが心配で、付きっきりで看病するパパ・ママ。油断は禁物ですよ。

また、家族共用のトイレやお風呂も要注意。とくにトイレはウイルスの感染源として、よく話題になりますよね。掃除やタオル交換(トイレや洗面所に設置してある共用のもの)をこまめにすることで、リスクはグッと下がると言われています。