
●ほとんどスマホに釘付け
「ポケモン GO」をプレイするにあたって、スマホの“ながら歩き”が問題視されていますが、実際はどうなのでしょうか?
プレイしてみてわかったのは、視線がほとんどスマホに釘付けになるということ。このアプリは、原作のポケットモンスターと同じように、「ポケモン図鑑」を完成させるのが目的です。しかし、ポケモンが出現し、それを捕まえるだけではありません。街のいたるところに、「ポケストップ」や「ポケモンジム」というものが点在します。
「ポケモンジム」は、これまでのゲームシリーズと同じように、バトルするところ。「ポケストップ」では、ポケモンを捕まえるために必要なモンスターボールや回復するためのキズぐすりなどが手に入ります。神社や看板、飲食店、郵便局などが「ポケストップ」や「ポケモンジム」として設定されているため、毎回立ち寄ろうとすると、頻繁に足を止めなければいけません。これらの位置を確認するためにも、スマホをずっと見ていなければいけず、結果、プレイ中のほとんどはスマホに目を向けていることになります。

●通行の妨げになることも
ポケモンが出現した時、歩きながらでも捕まえることはできるのですが、手元が定まらなくなるので、立ち止まってプレイするほうが捕まえやすい印象があります。しかし、いくらブームになっているとはいえ、みんながプレイしているわけではありません。急に立ち止まることで、後ろの人にぶつかったり、狭い道や混雑しているところでは、道をふさいでしまうことも。まわりの人たちへの配慮を忘れずに!
また、スマホを見ながら歩いていると、停めてある自転車に気づかず、ぶつかりそうになったり、信号機があることに気づかず、そのまま歩いていってしまいそうになり、交通事故が危惧される理由がよくわかりました…。大人の筆者ですら、プレイ中にヒヤリとした瞬間が何度もあったので、子どもがプレイするなら、なおさら注意が必要。“交通量や人混みが多い場所ではプレイしない”といった家族ルールを設けたほうが安全でしょう。
