心配な子どもの留守番。効果的なオススメ対策

心配な子どもの留守番。効果的なオススメ対策

子どもに留守番をさせるとき、危険回避対策はもちろんですが、安心して過ごせるために親としてどんな対策をしていますか? そこで、子どもの留守番に効果的なおすすめ対策を、子どもの危険回避研究所の所長・横矢真理さんに教えていただきました。

「お留守番は、お子さんの成長につながる経験にもなります。しかし、それは安全な環境の確保や精神面のフォローがあってこそ。お子さんが安心して留守番できる環境づくりに役立つ工夫をいくつかご紹介します」(横矢さん 以下同)

●親のメッセージ入りのチェックリストを置いていく

安全面や生活面などのチェック項目リストをチェックさせることで、子どもに気をつけなければならないこと、やらなければならないことをしっかり認識させ、実行させる効果があるそう。

「これは、実践していらっしゃる親御さんがとても効果があるとおっしゃっています。お子さんが帰ってきたときに、テーブルに置いておきます。“お帰りなさい! 今日は学校楽しかった?”など、メッセージを書いて、確認しなければならないチェック項目を書いておきます。“玄関の鍵はしめましたか?”“手洗い、うがいはしましたか?”“宿題はしましたか?”など。こうすることで、お子さんはとっても喜んで項目に書かれていることをやり、チェック印を書き入れるそうです。安全面だけでなく、親御さんがちゃんと自分のことを見守っていてくれる安心感にもつながり、とても効果的です! もちろん、その日ちゃんと留守番ができたら褒めてあげることも忘れずに!」

留守番する子どもへのチェックリスト

●親子がそれぞれの予定をきちんと把握しておく

親が子どもの予定を把握していることは当然ですが、意外と忘れがちなのが、子どもに親の予定をしっかり伝えておくことだそう。

「親の帰宅時間はもちろん、何時から何時までは何をしていて、何時から何時までは電話がつながる。緊急時に電話がつながらない場合は、誰に電話する、誰を頼る…など、しっかり伝えておくことで、お子さんの安心感はもちろん、いざというときの行動がとりやすくなります」

お話を伺った人

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横矢真理

子どもの危険回避研究所・所長

平成11年より、「親子で生きる力を養う」ためのサイト「子どもの 危険回避研究所」(http://www.kiken-kaihi.org/)を主宰・ 運営し、子どもに関わる事故・犯罪・災害・虐待・環境問題など の情報を提供。全国各地での講演活動、新聞・雑誌への寄稿 など、幅広いフィールドで「生活安全教育」の普及活動を続けている。