「お留守番は、お子さんの成長につながる経験にもなります。しかし、それは安全な環境の確保や精神面のフォローがあってこそ。お子さんが安心して留守番できる環境づくりに役立つ工夫をいくつかご紹介します」(横矢さん 以下同)
●親のメッセージ入りのチェックリストを置いていく
安全面や生活面などのチェック項目リストをチェックさせることで、子どもに気をつけなければならないこと、やらなければならないことをしっかり認識させ、実行させる効果があるそう。
「これは、実践していらっしゃる親御さんがとても効果があるとおっしゃっています。お子さんが帰ってきたときに、テーブルに置いておきます。“お帰りなさい! 今日は学校楽しかった?”など、メッセージを書いて、確認しなければならないチェック項目を書いておきます。“玄関の鍵はしめましたか?”“手洗い、うがいはしましたか?”“宿題はしましたか?”など。こうすることで、お子さんはとっても喜んで項目に書かれていることをやり、チェック印を書き入れるそうです。安全面だけでなく、親御さんがちゃんと自分のことを見守っていてくれる安心感にもつながり、とても効果的です! もちろん、その日ちゃんと留守番ができたら褒めてあげることも忘れずに!」

●親子がそれぞれの予定をきちんと把握しておく
親が子どもの予定を把握していることは当然ですが、意外と忘れがちなのが、子どもに親の予定をしっかり伝えておくことだそう。
「親の帰宅時間はもちろん、何時から何時までは何をしていて、何時から何時までは電話がつながる。緊急時に電話がつながらない場合は、誰に電話する、誰を頼る…など、しっかり伝えておくことで、お子さんの安心感はもちろん、いざというときの行動がとりやすくなります」