●応急処置は?
先ほども述べた通り、乾燥溺死は症状が出てから10分前後の間に、適切な処置ができれば助かる可能性が高いです。乾燥溺死の症状は、以下の通り。
□乾燥溺死のおもな症状
1)泡を吹く
2)呼吸困難
3)痙攣
これらの症状がある場合、すみやかに119番通報をし、水遊びをしたことや症状について、きちんと伝えましょう。乾燥溺死は時間との闘い。救急車を待っている間に、呼吸の有無を確認し、人工呼吸や心肺蘇生など、基本的な処置を忘れずに!
日本では、あまり聞かない乾燥溺死ですが、頭の隅にでも入れておくと安心ですね。“もしも”に備えて、安全確保の基本的な方法や知識を身に着けて、楽しい夏を過ごしてくださいね。
(文・明日陽樹/考務店)
