
’90年、ブラジル人と日本人のハーフの父親とイタリア人の母親との間に生まれたダレノガレ。ブラジルから日本に移住した後、両親は離婚したが「実は私、4歳〜5歳までの1年間の記憶がまったくなくて」「(実父の暴力による)ショックでしゃべれなくなっていた」と、幼少期に受けた虐待による深刻な影響を告白した。
彼女は過去にもバラエティー番組などで虐待の過去を語っており、実父からは殴られるだけでなく、水を張った風呂に沈められたこともあったという。しかしその後、母が再婚した日本人の新しい父親のおかげで、笑ったり、しゃべったり、普通の生活が送れるようになったそうだ。
最後に自分を助けてくれた「チカラウタ」として、徳永英明の『壊れかけのRadio』をリクエストしたダレノガレ。歌の歌詞をなぞり「本当の幸せを教えてくれたのは今のお父さんだし、今、私がここにいるのもお父さんのおかげ」と当時を思い出し、涙ながらに感謝の言葉を捧げた。
(文/池野フナ子)
