●放っておくと重症化の恐れも!
「夏の間だけ我慢すれば」と、あせもができても放置する人は多いといいます。しかし、放っておくと重症化してしまう可能性も…。
かゆみを伴うあせもの場合、ダメとわかっていても、ついつい掻いてしまうもの。また、起きている間は気を付けていても、寝ている間に無意識に掻いてしまうこともあります。しかし、それが二次被害の原因に。
指や爪に付着している「黄色ブドウ球菌」などが、傷口から侵入してしまうと、「とびひ」を引き起こす可能性があります。水泡が破れることで、他の部位に菌が移ってしまい、そこに新たな水泡ができる。悪循環が続き、悪化してしまいます。とくに子どもは要注意。園や学校で、他の児童に移してしまうこともあるそうです。
こまめに汗を拭いて、着替えの頻度を増やすなど、なるべく肌を清潔に保つ工夫をしましょう。それでも改善されない場合は、早めに皮膚科の受診をオススメします。
(文・明日陽樹/考務店)
