
●咳が長引くのは“咳ぜんそく”のせい?
季節の変わり目で風邪を引く人は多いですが、いつまで経っても咳だけが止まらない。もしかしたら“咳ぜんそく”かもしれません。
咳ぜんそくは、慢性的に咳が続く気管支の病気のひとつ。気道が狭くなり、咳が止まらなくなるのだそう。おもな原因は、室内外の温度差やストレス、ハウスダスト、たばこ(受動喫煙含む)と言われています。
いまの時期は、風邪との併発が多く、風邪をひいてから2~3週間以上、咳が続く場合は、咳ぜんそくの可能性大。呼吸器科やアレルギー科、耳鼻咽喉科などの受診をオススメします。
●咳ぜんそくがぜんそくに発展!
咳ぜんそくは、一般的なぜんそくの前兆になることもあります。一説には、ぜんそく患者のおよそ3割が、咳ぜんそくがきっかけで発症したという説もあるようです。早めに対処しておくのがベストですが、咳ぜんそくに気づかず、放置してしまう人は少なくないといいます。
なぜ放置してしまうのか、それは、症状が「咳が出る」ということだけだから。ぜんそくの特徴である、ヒューヒュー、ゼェゼェという音がなく、呼吸機能自体は変化がないので、なかなか気づきにくいのだとか。
睡眠時や明け方に咳が出たり、風邪をひいていないのに、長期間、咳止まらなかったりする時には、咳ぜんそくも視野に入れておくと、悪化を抑えられるかもしれませんね。
