
「離乳食=お粥」は世界共通!?
日本の離乳食といえば「米」。最初のうちは、「10倍粥」からスタートする家庭は多いのでは? 日本だけでなく、アジア圏では、米が主食になることが多いため、離乳食もお粥中心の国は多いといいます。中国・韓国・インドネシア・フィリピンなどのアジア各国は、米の種類や味付けは違えど、ほとんどお粥なのだとか。
また、意外にもヨーロッパでもお粥はマスト。ただ、エキストラバージンオリーブオイルやチーズを入れる家庭もあるようで、さすがヨーロッパといったところでしょうか。ドイツはじゃがいも、イタリアはデュアルセモリナ粉(パスタの原料)、オランダはライ麦など原料は異なりますが、「離乳食はお粥から」というのは、世界共通なのかも?
ちなみに、インドでは、インディカ米を使ったミルク粥が主流。カレーを食べ始めるのは、5~7歳くらいからだそうです!
インスタントを活用する国も!
アメリカでは、離乳食を手作りするという考え方は、ほとんど浸透していないのだそう。「離乳食=ビン詰」が一般的になっており、ベビーフードの種類が日本のおよそ5倍という説も。
手作りしないといえば、お粥中心の中国では、インスタント粥が主流なのだとか。ペースト状にすりつぶされたお粥で、日本の10倍粥に似ているそう。また、中国では、赤ちゃんの成長にはミネラルが欠かせないと考えられており、市販のベビーフードには、添加物としてカルシウムや亜鉛、鉄分が含まれるとか。
日本では、“添加物”は敬遠されがち。きちんと素材本来の栄養素を摂らせようとするママがほとんどですが、中国のように「手っ取り早く栄養を摂れるなら添加物でもいい」という考えもあり、あらためて文化の違いを感じますね。
