秋に流行!マイコプラズマ肺炎の症状は?

秋に流行!マイコプラズマ肺炎の症状は?

秋から冬にかけて流行する「マイコプラズマ肺炎」。咳やくしゃみでうつしてしまうこともあり、集団感染の恐れがあるため、学校や園などでは、出席停止措置を取ることも。しかし、名前は聞いたことがあるけれど、具体的には知らない…という人も多いはず。マイコプラズマ肺炎の症状や対策は?
秋に流行!マイコプラズマ肺炎の症状は?

マイコプラズマ肺炎ってどんな病気?

マイコプラズマ肺炎のおもな症状は、咳と熱。「肺炎マイコプラズマ」という細菌に感染することで発症します。潜伏期間は2~3週間とされ、38度以上の高熱や乾いた咳が続くのが特徴。とくに夜間は、激しい咳が3~4週間続くこともあるそうです。さらにカラダの倦怠感や頭痛、喉の痛みを伴うことが多いといいます。秋から冬にかけて感染が増加しますが、近年は夏の感染者も増加傾向に。初期症状が風邪と似ていますが、徐々に重症化していくそうです。

過去には、1984年と1988年に大流行。4年おきに流行する感染症ということで、「オリンピック熱」と呼ばれることもあるのだとか。

マイコプラズマ肺炎の合併症にも警戒!

マイコプラズマ肺炎は、他の感染症に比べ、合併症を引き起こすリスクは低く、比較的、回復も早いと言われています。しかし一説では、感染者の4分の1に、合併症の症状が見られるという意見も…。さて、具体的には、どのような合併症があるのでしょうか?

□マイコプラズマ肺炎のおもな合併症
1)気管支炎
2)肺炎(通常の)
3)気管支喘息
4)発疹
5)中耳炎

とくに、持病で喘息を患っている人は、症状が悪化しやすいそうなので、要注意!