
果物が知能に影響?
カナダのアルバータ大学の研究グループが、カナダ国内の子ども688人について、調査を行いました。その調査によると、妊婦の果物摂取量の多さと比例して、生まれてきた子どもの生後1年後の知能が高くなる傾向にあるとのこと。
妊婦の栄養状態による胎児への影響は、これまでも研究されてきていますが、「子どもの知能」への影響に関しては、あまり多くありません。この結果が発表されるまでは、子どもの知能発達に影響する食物は、魚だけだと考えられていたようで、今回の調査結果は、大きな出来事だと注目を集めています。
食べ過ぎはNG
調査を行った、ピウシ・マンダネ准教授は、「妊婦に大量の果物を摂取してほしいわけではない」といいます。この結果は、これまでの常識を覆す革新的なものですが、「子どもの頭を良くしたければ、果物をたくさん食べればいい」ということとは、別問題だそう。
実際、妊娠中の果物の過剰摂取は、体に悪影響を及ぼす可能性もあることが指摘されています。くれぐれも、摂りすぎには要注意です!
