妊娠中の果物が子どもの知能に影響!?

妊娠中の果物が子どもの知能に影響!?

妊娠糖尿病の可能性

この研究結果を受けて、専門家からは、健康に関する指摘もされています。中でも注目すべきは、「妊娠糖尿病」。

妊娠中は、血糖値があがりやすい上に、糖の分解も遅くなってしまいます。甘いものを過剰に摂取することで、糖を分解しきれず、どんどん血糖値が上昇。妊娠糖尿病のリスクが高まると考えられています。

当然、果物にも糖が含まれます。果物に含まれる糖は、比較的、血糖値が上がりにくいと言われますが、それも適量を摂取した場合のみ。1日の目安は、200~250g前後だそう。果物の食べ過ぎは、体重増加にもつながるので、気をつけましょう。

今回の結果は、あくまでも、1回の研究成果。次の調査では、違う結果が出ることも考えられます。「果物をたくさん食べれば、子どもの頭が良くなる」とは限りません。これからの動向に注目です。
(文・明日陽樹/考務店)