死亡例も…マダニにご用心!

死亡例も…マダニにご用心!

8月中旬、北海道で、マダニに噛まれた男性が「ダニ媒介性脳炎」で死亡しました。マダニは、様々なウィルスや細菌を媒介するとされ、国内では2005年以降、50人以上が死亡しているのだそう。害虫被害は、夏のイメージを持つ人は多いと思いますが、マダニのピークは春と秋の少し涼しい時期。これからが本番なのです。
死亡例も…マダニにご用心!

マダニに噛まれた時の症状は?

マダニに噛まれたあと、6~14日程度の潜伏期間があるそうです。おもな症状は、発熱、食欲低下、嘔吐、下痢。また、場合によっては、頭痛や筋肉痛、咳などを引き起こすことも。

マダニに噛まれても、かゆみがなく、痛みもほとんどないため、なかなか気づきにくいのが厄介なところ。できるだけ、マダニが好む場所を避けるのが賢明です。

マダニの生息地は?

マダニのピークは春と秋ですが、1年中、どこにでも生息しています。山や草むらを好む傾向があり、畑やあぜ道は用心しておくのが◎。また、郊外だけでなく、都心部の公園や河川敷などにも生息。誰でも噛まれる可能性があるので、要注意です!

対策としては、できるだけ草むらは避けること。もし、どうしても近づく必要がある場合は、長袖・長ズボン、長靴などを着用し、なるべく肌の露出を控えるようにしましょう。肌に触れなくても、衣類に付着する場合もあるので、着替えや洗濯をきちんとするのも有効です。