マダニを媒介する病気
ウィルスや細菌をたくさん持っているマダニ。確率は低いとは言いますが、噛まれると、マダニを媒介して病気が感染してしまう可能性も。
□マダニを媒介する感染症例
・日本紅斑熱
マダニに噛まれてから2~8日後に発症。人から人への感染はありませんが、最悪の場合、死亡するケースもあるそうです。
・重症熱性血小板減少症候群
2011年に特定されたばかりの「SFTSウィルス」による感染症。血液や体液での感染が報告されています。噛まれてから6~14日ほどで、発症し、発熱や倦怠感、嘔吐、下痢などの症状があります。
・つつが虫病
オリエンチア・ツツガムシという細菌によって引き起こされる感染症。5~14日ほどで発症します。高熱と発疹をともなうのが特徴。全国で、毎年300~400人ほどの感染が報告されているようです。
特にママと子どもは、公園に行く機会が多く、草むらに入って遊ぶこともありますよね。もし、噛まれた時(または発症した時)は、早期の治療が大切です。すぐに病院へ。
(文・明日陽樹/考務店)
