●ネガティブな本音は、伝え方にポイントあり!
さらに、ネガティブな本音が言い合える夫婦には、その伝え方にも違いがあると、高草木さんは話します。
「じゃあ、いくら信頼関係がある夫婦だからといって、なんでもかんでも本音を相手にズバズバ言っていいか? と言ったら、それは違います。本音をうまく伝えるためには、その言葉に“相手に対する愛情が含まれた言い方”でないと伝わりづらいので気をつけましょう!」
例えば、休日にDVDを観ている夫に…
「“DVDなんて観ている暇があったら、少しは掃除手伝ってよ!と言ってしまえば、夫は手伝う気になどとてもなれませんね。むしろ言うだけ逆効果です。では、“もし手が空いていたら、ちょっと手伝ってもらえると助かるわ~”と、言ったらどうでしょう? 妻が促している目的は同じなのに、言われた方の捉え方はまったく違って聞こえ、受け入れやすくなるのです。ネガティブな本音だからこそ、伝え方は最大のポイントです」
夫婦といえども、日々のコミュニケーションの積み重ねなしに分かり合うことはできません。本音を言い合える関係は、“信頼”と“思いやり”があってこそ。ぜひ、日々の夫婦関係を今一度振り返ってみてください!
(構成・文/横田裕美子)
