熟年離婚…最近は夫から離婚を切り出すケースも
熟年離婚をする夫婦は、子どもが成人し、自立した後に、長年積もりに積もったお互いの不満が爆発するケースや、定年を迎えた夫が、自堕落な生活を送り、妻が夫の身の回りの世話をする状況に嫌気が差して、夫とは別の人生を送りたいと思い離婚するといったケースが多いよう。
老後といっても人生はまだ長いので、新たな人生を歩みたい妻が夫に離婚をつきつける場合がほとんどでしたが、近年では「専業主婦の妻が、子どもが自立したのにパートにも出ず、何から何まで夫任せで嫌気が差した」などの理由で、夫から妻に対して離婚を切り出すことも増えているのだとか。
卒婚・家庭内別居・熟年離婚。それぞれ別々の人生を歩むためにとる選択肢ですが、上述のように、中身は大きく違うようです。卒婚という新たな概念ができたものの、やはり夫婦はいつまでも仲睦まじく暮らしていくことがいいのかもしれません。
(文・山本健太郎/考務店)
