●「もう一生セックスしなくて良い」と思ってしまう前に
「女性器」に関する悩みを解消する治療法は多数あり、日帰りでできる簡単なものが多い。
また、ダウンタイムもほとんどなく、日常生活に支障がないため、パートナーには相談せずに来る人が多いそうだ。
それにしても、他人に見えない性器について、なぜそんなにも悩む人が多いのだろうか。喜田院長は次のように話す。
「女性器に関するコンプレックスが原因で、セックスを拒否する女性は非常に多いのです。特に産後のゆるみなどで、ダンナさんとの夜の生活が上手くいかなくなってしまうケースは多数あります」
産後しばらくセックスしたくなくなるのは、ホルモンの影響で自然なこと。しかし、そこから「ちつのゆるみ」の悩みなどが生じ、やがてはセックスレスになってしまう女性も多数いるそうだ。
「パートナーとの間で、セックスはやはり大事。今はちつの状態も、治療によって出産前と同じくらいに戻せますので、『もう一生セックスしなくて良い』と思ってしまう前にぜひ相談してほしいと思います」
「もうセックスしなくて良い」「セックスレスでも夫婦仲が良いなら問題なし」と思う人ももちろんいるだろう。それが夫婦共通の認識であれば問題ないが、どちらかが不満を抱えているのであれば、医療機関で治療を受けてみるのも一つの方法かも。
(田幸和歌子+ノオト)
